精神疾患（双極性感情障害）での受給例
双極性感情障害で障害基礎年金2級を取得。年額約78万円。訴求請求も認められ約266万円を受給できたケース。
ご相談の状況
ご本人は体調が悪く来所不可能の為お母様とお電話にて相談。
中学生の頃から症状が出始め食事の際、手が震える、首が固まりカクカクする。一人で出かけられない。授業中に発表ができない。人前で話すと緊張で声が震える。宅配便を受け取る事が出来ないなど、様々な症状が出ていました。
精神科を受診し薬を処方してもらいなんとか学校に通っていたが公共交通機関を使うことが怖くて利用できず電話にも出れない掛けれないという感じであった。
症状はあまり良くならず自分に合わないと思い転院。その後もやはり症状は改善されず、確認思考が強くなり一度気になりだすとずっと考えてしまい他に意識が回らない。その為仕事（アルバイト）をしても続けることが出来なかった。
現在は不安感、確認思考、確認行動、気分の落込みがあり働く事かできない為、障害年金の申請をお願いしたいとの事でした。
社会保険労務士の対応
初診日の確定の為に受診状況証明書を取得。
20歳前障害なので20歳前後3ヶ月の診断書と現在の診断書で請求が可能。
診断書の傷病名に「社会不安障害」とあるが、これは特に問題が無いことを本人に伝え、仮に現在もこの病名ならば申請は基本、精神障害ではないので難しいことを伝えた。
その後診断書を請求し未記入箇所など病院へ追記を依頼。
20歳前請求の為4年間分の所得証明を郵送請求。
その後、症状が出始めたころから現在までのエピソードをご本人が書いてくれたものを送って頂き、お電話でやり取りしながら申立書を作成し申請致しました。
結果
申請から2ヶ月ほどで障害基礎年金2級の決定となり年額約78万円と訴求請求も認められ約266万円支給されることになりました。
社労士の感想
20歳前の障害は所得証明が必要となりますが確定申告をしていない場合は申告からしなければならないことになります。
20歳前障害が認められ受給額が増えて大変よかったと思います。
