精神疾患（広汎性発達障害）での受給例
発達障害で障害基礎年金2級を取得。年間約78万円が受給できたケース
ご相談の状況
お母様から電話にて相談がありました。
生まれた時から発達が遅いと感じ。一人遊びが多く同年の子供達と遊ぼうとせず、自閉的で他の兄弟と一緒に読み聞かせをするも、すぐに飽きてしまい一人で別の事をしていた。小学校の就学時検診で問題があったようで再検査を受け、その時は、大丈夫と言われたが、どもりがあった為、言葉の教室へ通う事となった。
しかし発語が遅く、トイレトレーニングも時間がかり、おむつが取れたのは保育園に入園後しばらくしてからだった。
小学校に通うようになると、ひらがなは何とか覚える事が出来たが漢字を覚える事が苦手で凄く苦労した。
中学生になると英語が全く解らず塾に通うも、同じことを何回やっても覚える事が出来なく中学生活も大変であった。高校は受験をしたが受かる事が出来ず通信制に通い、月に1～2回の登校時、バスに乗っての登校だが乗り換えが上手に出来るかいつも心配をしていた。その後、学校の先生の勧めもあり病院を受診し知的障害の認定を受ける事となり、高校卒業後、障害者就労支援に通い受け入れてくれるところがみつかり働くことになったが、入社後しばらくして入社当時と課が変わり上司の言っていることが理解できず叱られるようになり、苦しみ限界を感じ辛くなり病院を受診。
現在は就労中であるが、この様な状況でいつまで働くことが出来るか将来が不安の為、障害年金申請の相談を致しました。
社会保険労務士の対応
お母様が現在は正社員として勤務し月額20万円程頂いているので受給は無理だと思うが申請してみたいとの事で相談（今は良いが、勤務がいつまで続くか将来的に不安なため・・）
現在の仕事の内容とご本人の状態をかなり詳しく申立書に記載して受給となり良かったと思います。
結果
申請から2ヶ月程で障害基礎年金2級、年間約78万円の受給となる。
