身体疾患（多発性硬化症）での受給例
障害厚生年金2級に該当・年間約138万円が受給できたケース。
困難なポイント
初診の確定が難しい（現在から20年近く前になるためカルテが残っていない）遠方の大学病院であった為、郵送請求が認められず、病院へ直接行かなくてはならなかった。
ご相談の状況
本人・母・兄が来所され相談。お話を聞き、まず最初に受診したと言われる病院へカルテの確認をしたが既になし。他の大学病院に紹介状の写しがあるかどうか調べる所から取り掛かりましょうという事で受任となる。
社会保険労務士の対応
やはり、初診の証明も認定日（初診から1年6ヶ月目から3ヶ月）の請求も遠方の大学病院だった為、郵送請求が認められず受領の為、何度も往復した。
しかし認定日の診断書は計測していない箇所が多く溯求請求は難しいのではという状態。
現症の診断書（初診とは別の病院）には初診の重大な個所に追記が必要となり、電話では説明に時間がかかり伝わらない為、本人と一緒に説明に伺い追記をお願いし申請準備が完了となる。
結果
障害厚生年金2級に該当・年間約138万円の受給となる。（訴求請求は認められなかった）
社労士の感想
申請までに5ヶ月かかり認定までに9ヶ月。申請するまでに時間が必要となってしまいましたが、申請から認定までに9ヶ月かかったという事は、やはり難し事案であったと実感致します。また、初診の確定日により受給できる金額も変わってしまうので慎重に進めていきました。訴求請求が認められなかったのが残念ですが、障害厚生年金2級を受給することができ本当によかったと思います。
