精神疾患(統合失調症)での受給例
統合失調症で事後重症請求、障害基礎年金2級を取得、年間約78万円受給となったケース。
ご相談の状況
発病前は銀行勤務でした。仕事のストレスからなのか、人前で話すと緊張から声が震える、高揚感、気分がムラムラし叫びたくなるような衝動に駆られるなどの症状が出現。
自分には今の仕事が合わないのではないかと悩み結局退社をしました。しかしその後も前頭葉にズルズルする違和感を感じたり体に次々と異変が表れ外出する事ができなくなり家にひきこもる生活となり病院を受診。最初は不安神経症と診断され脳の違和感にはMRI検査をしたが異状は認められなかった。しかし脳の違和感はずっと続いてた。薬を服用し少し症状が改善されたので、生活の為アルバイトに行きだしたが、再び不安感、焦りなどが出現し仕事を持続することが難しく、ますます症状は悪化。生きる事への不安、焦り希死念慮のため入院治療となり、その後、統合失調症と診断されました。
早朝の覚醒、抑うつ気分、不安感、前頭葉の違和感は変わることなくずっと続いています。
仕事をしなくてはいけないのに仕事をすることが出来ないという現状からどうすることも出来ず、障害年金の申請してみようと思いました。
社会保険労務士の対応
初診前に精神科以外の教育機関でカウンセリングを受けていたりもしたが、これは初診とはならず大学病院の受診状況証明書を郵送請求で取得。初診の証明をとるためにパソコンの通院記録をハードコピーして頂いたりして、なんとか初診の証明を取得。
ご本人からも当時の話をよく聞き経過を辿り進めていき、初診の証明に神経を使ったが、結果2級認定になる。
結果
事後重症請求の障害基礎年金2級認定。年間約78万円の受給となった。
社労士の感想
初診の証明がなかなか取れず、どの様な形で証明が取れるか苦戦したが、諦めず結果障害基礎年金2級が認められてよかった。

