精神疾患(うつ病)での受給例
うつ病で障害基礎年金2級を取得で年間約80万円受給できたケース。
ご相談の状況
幼いころから人付き合いが苦手で中学、高校で行われる行事には、いつも吐き気に悩まされそんな悩みを家庭環境も難しかった為、誰にも相談出来ずに、高校生の頃、リストカットを繰り返す日々を送っていました。大学では日々、研究室に通い実験や後輩の指導にあたっていましたが、元々感情を表に出せない性格で指導と実験の結果などを気にし一人で何とかしなければと追い詰められて行きました。
このままではいけないと駆け込むように病院を受診しました。
しかし症状は重くなる一方で強迫性障害、不眠、希死念慮が酷く働くことが困難となり自宅に引きこもり外出は通院する時だけという生活でした。働くことが出来ないので金銭的にも非常に苦しくなり、どうしたらいいのかと悩んでいた時に障害年金の事を知りました。自分も対象になるのかわからなかったですが、このままでは生活が出来なくなってしまうと思い申請してみようと思いました。ですが今の状態では自分で申請の手続きをすることは困難だった為インターネットで調べ、こちらの事務所へ申請をお願いしました。
社会保険労務士の対応
まず、初診日の確定。ご本人の記憶と違う病院が初診ではないかという事が判明。しかし初診と思われる病院は休診中の為連絡が取れず(その後廃院しました)別の手段を考えるしかなく、二番目の病院の受診状況証明書を取得してその中の一番目の病院の記載(平成18年から精神科クリニックに通院している)から初診が認められるのではないかと考え年金事務所に相談に行き状況を説明したところ初診を認めてもらう事ができたので申請の手続きを進めて行きました。
結果
障害基礎年金2級で年間約80万円受給する事ができました。
社労士の感想
やはり、今回も初診の確定が出来なければ申請には至りませんでしたが、認めてもらう事が出来よかったと思います。
どうせ無理だろうと諦めてしまう前に、私共のような社会保険労務士にご相談され
事をお勧めします。何らかの救済措置に該当するかもしれないからです。

