精神疾患(双極性感情障害・注意欠如多動性障害)での受給例
双極性感情障害・注意欠如多動性障害で障害基礎年金2級を取得。年額約78万円受給できたケース。
ご相談の状況
ご本人は体調が悪く来所不可能の為お母様とお電話にて相談。
中学2年生の頃いじめが原因で不登校となり保健室登校をしていた。高校へ進学するも通えず通信制高校へ編入した。その後、両親の離婚から家庭環境も変わり祖父の死や友人の交通事故死などが重なり自分の精神を正常に保つことが出来なくなって行った。
精神科を受診することとなったが度重なる自殺願望でリストカットをし、救急搬送され入院治療などしていた。
仕事もアルバイトなどしてみたが些細な事が気になり継続することが大変難しく自立することが極めて不可能であった。
親がいるうちは何とか生活出来るが、親の自分が居なくなってしまったらこの子はどうして生きて行けば良いのかととの相談でした。
社会保険労務士の対応
初診日の確定の為に受診状況証明書を取得。
20歳前障害なので20歳前後3ヶ月の認定日診断書用と現在の診断書用をご本人へ送付。
認定日請求が認められるか難しいところでしたが少しでも可能性があればと思い申請してみました。
結果
認定日請求は残念ながら認められず、事後重症で障害基礎年金2級の受給と決定し年額約78万円の支給となりました。
社労士の感想
20歳前障害でありましたが今回は認定日請求が認められず大変残念です。
しかしながらお母様から感謝のお言葉を頂きました。今は働く事の出来ない娘様の為に少しでも助けになる事が出来たのだと感じる事ができ良かったと思いました。

