精神疾患(躁うつ病)での受給例
躁うつ病で障害厚生年金3級を取得(事後重症)年間約58万円が受給できたケース
ご相談の状況
今から約30年以上前にうつ病にかかり、病院を受診。その時は症状が改善され自己判断で治療を中止しました。その後、平成5年頃、原因はよくわからないが不眠が生じるようになり病院を受診しなければと思ったのですが当時、会社の組合保険だった為、精神科に行ってしまったら会社に知られ解雇になってしまうのではないかと思い、総合病院の内科と神経科を受診しました。ところが妻の病気や会社の部署の変更などが重なり症状はどんどん悪化してしまったので
精神科を受診することにしました。躁状態も出現し、躁とうつの状態が頻繁に繰り返され仕事は長期休暇をとる事にしました。
その後1年以上働くことを辞め療養し、少し改善がみられたので、生活の為、働かなくてはと復帰しました。会社の配慮で人と関わらない部署にしてもらい、業務支援(欠員が出た時の補充要員)としてもらいました。
しかし生活は苦しく将来も不安で、また症状が悪化した場合は働けなくなってしまう。ただ働いている自分が障害年金を受ける事が出来るのかが心配で相談をしてみようと思いました。
社会保険労務士の対応
1ヶ月の給与は15万円位。働いていては支給されないのではないかとご心配されての相談で、確かに就労状況は障害年金審査の重要な要素ですが、就労しているから絶対に支給されないという事は無いことをご説明し受任いたしました。
結果
1回目の申請は残念ながら不支給となりました。7ヶ月後に再度請求を試みました。2回目の請求時に月20日間勤務しているがその就労は事業主と職場同僚の理解に基づき勤務している事などを申立書で補足説明し申請。
社労士の感想
フルタイムで働いていても状況によっては3級該当になるという事例の一つ。再請求も含めて1年がかりでの受給ととなりましたが、受給でき本当によかったと思いました。